日本ゲシュタルト療法学会 学術大会を経て気づく。。。
19日20日、京都で開催された学術大会に参加してきました。
パールズのエンプティチェア等を使ったいわば古典的なアプローチ
ローラ・パールズらが発展させ、今も進化してる関係対話療法のアプローチ
イギリスからの招聘講師 マルコム・パーレット博士の
「関係対話療法」のレクチャーと実際を見せていただきながら
いろいろ考えたり、整理することができました。
ゲシュタルト療法の歴史や関係対話療法への変遷、そしてレクチャーが妙に納得できました。
ゲシュタルトのワークショップは、
どちらかというとクライアントの話をあまり長く聞かず
すぐワークに入る傾向があります。
個人のカウンセリングでは、
治療中の方もいるし、これから治療が必要だろうという方もいらっしゃいます。
私自身は、個人カウンセリングが多いので
お互いの安全のために
その方の背景や現状、目指している方向性等を知ったうえで
カウンセリングを組み立てたいという思いから、
ワークに入らずお話だけを聞くことが
数回続くこともあります。
そこから
ゲシュタルト療法だけでなく、あえて再決断療法のアプローチを選択することも
多々あります。
このインテークの時間が、
ただの情報収集ではなく関係性対話療法だったのかも…と
整理でき、ここをもっと深めていきたいと思いました。
「我と汝の関係性」で話を聴き、やり取りをする。
自分の中で起こっている気づきを伝える。
初回のインテークを終わっただけで
ワークはしていないんだけど変わったという報告を、続けて受けていました。
そういうことかあ。。。
別れた彼に、戻ってきて…と追いかける夢を見続けていた。
週に2~3回はその夢で泣いて起きていたのに、カウンセリングに来た日から
この1か月1回も見ていない。。。
とか
あんなに怖くて、距離を取っていいた母。。。
あれから母との関係が変わったというか
母に優しくしている。
そして、母がブチぎれなくなっている。
とか
自分の人生を語っただけなんだけど
「ああ、よく生きてきたなあ」と初めて気づいた。
ホントは生きるパワーを持っているんだと思ったら
「死にたいと言いたい」時はあるけど、
自分は生きる人なんだって思えた。
等々
そのカウンセリングで私は何をやったっけ?
どんな気持ちで話をしていたっけ?
それを振り返りつつ、
気づきを整理して、日々のカウンセリングを続けています。
クライアントさんとギクシャクすることもあります。
私の中に何かが起こっています。
私を操作しようとしてるのかなあ・・・
なんだろう?このイライラ感
どうしてこんなに依存的なんだろう?
そんな感覚になった時、
どう相手と向き合っていくか
それも模索中です。
クライアントさんとの関係の中で教えてもらっていることが
本当に多いなあと、日々感謝です。
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