「須坂の母ちゃん頑張る」復刻版

あのねえさん

2012年05月11日 08:45

    
      

「須坂の母ちゃん頑張る」・・・

保健師と住民の活動が、1978年ジョイセフドキュメント刊行委​員会から
1冊の本として発行されていました。
須坂市保健師の教科書のような感じなのですが、絶版になっていました。

30年も前から、​なかなか手に入れられない。
保健師用には保健センター所有が1冊​のみ。。。

保健補導員会という地区組織を生み、育ててきた創世期の様子です​。

行政のお手伝いとしてではなく、
「自分たちの健康は自分たちで守​る」という気持ちに変わっていく様子、
どんなビジョンのもとにそ​の組織を育てるのか
保健師の気概が伝わってきます。

50年の歴史を超え、大峡さんが亡くなった今、
形に残しておきた​いと須坂市が復刻版を出版しました。

ゴールデンウィークに読み返してみました。

社会情勢や健康問題は異なるけれど、
人々の中で個別アプローチを​ベースにしながら、
根回しをして議員や、村長・市長を巻き込んで​動かしていった
先輩のすごさと、その土壌の中で仕事をさせてもら​った幸せを感じています。

この本は、英語版もできていて、開発途上国の皆さんが、
自国の衛生状態を改善していくときの教科書にもなっています。
それは今でも…だそうです。

須坂から、長野県へ
全国・・・世界へとつながっています。



神戸の震災の時も、今回の震災の時も感じました。

この組織ベースがあったら、違うだろうなあ。。。

物がなく、情報が届かないそんな時こそ、

このシステムは効果があるだろうなあ・・・


当然のこととしてその環境の中で仕事をさせていただき、

それ故に苦しかったり、悩んだこともありましたが

いただいたものの大きさを感じています。

興味のある方は、このブログのオーナーメッセージにお問い合わせください。

もちろん須坂市保健センターに直接問い合わせていただいても結構です。



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