「須坂の母ちゃん頑張る」復刻版
「須坂の母ちゃん頑張る」・・・
保健師と住民の活動が、1978年ジョイセフドキュメント刊行委員会から
1冊の本として発行されていました。
須坂市保健師の教科書のような感じなのですが、絶版になっていました。
30年も前から、なかなか手に入れられない。
保健師用には保健センター所有が1冊のみ。。。
保健補導員会という地区組織を生み、育ててきた創世期の様子です。
行政のお手伝いとしてではなく、
「自分たちの健康は自分たちで守る」という気持ちに変わっていく様子、
どんなビジョンのもとにその組織を育てるのか
保健師の気概が伝わってきます。
50年の歴史を超え、大峡さんが亡くなった今、
形に残しておきたいと須坂市が復刻版を出版しました。
ゴールデンウィークに読み返してみました。
社会情勢や健康問題は異なるけれど、
人々の中で個別アプローチをベースにしながら、
根回しをして議員や、村長・市長を巻き込んで動かしていった
先輩のすごさと、その土壌の中で仕事をさせてもらった幸せを感じています。
この本は、英語版もできていて、開発途上国の皆さんが、
自国の衛生状態を改善していくときの教科書にもなっています。
それは今でも…だそうです。
須坂から、長野県へ
全国・・・世界へとつながっています。
神戸の震災の時も、今回の震災の時も感じました。
この組織ベースがあったら、違うだろうなあ。。。
物がなく、情報が届かないそんな時こそ、
このシステムは効果があるだろうなあ・・・
当然のこととしてその環境の中で仕事をさせていただき、
それ故に苦しかったり、悩んだこともありましたが
いただいたものの大きさを感じています。
興味のある方は、このブログのオーナーメッセージにお問い合わせください。
もちろん須坂市保健センターに直接問い合わせていただいても結構です。
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