里に下りて、神となる
2010/05/11
8日~10日 諏訪大社下社里引き
夫は諏訪人!
上諏訪手長神社の氏子ですので
御柱を曳きに行ってきました。
家族みんな、10日は仕事のため
秋一を曳きつけてから
9日夜遅くに帰ってきました。
8日は注連掛(しめかけ)から春宮の先まで曳行。
義弟が、
「今日は柱に乗せてやる」と言って
曳行中の御柱(秋二)に乗せていただきました。
後ろの方に乗ったつもりだったのですが、
ちょうど前の方が降りて、前へ前へ・・・
なんと娘は先頭から三番目、次に私
こんな経験はありませんネエ。
梃子衆の若い男性が脇を固めてくれます。
「動き出す瞬間だけは体を持って行かれないように踏ん張れ」
と言われていました。
そして、動きだす瞬間のGのものすごいこと
グラッとする私たちを脇の梃子衆が支えてくれます。
途中、衝撃の事故の情報も入ってきて柱が止まりました。
「春一の建て御柱で人が落ちた…」
「秋一がまだ境内に落ちない…」
その間、前後の様子を確認、伝達しながら忙しく動き回る山造りの衆・・・
曳行の掛け声をかける男衆・・・
声のかけ方に真剣さが伝わる。
今は、お祭り気分を楽しむ感じ~なのか
真剣に柱を動かす時なのか・・・
かける言葉は同じなのに、
伝わってしまう、その時のその人の真剣さ。
それを体で感じて、体で表現していました。
だから、みんなの気持ちがそろって体で反応しないと
柱は動かない。
綱を持っていると
元綱の真剣さが伝わってくるのです。
(そうでない時も伝わってくるのです
)
はるかかなたで、姿は見えないのだけれど
綱を通して伝わってくるのです。
人数が増えても動かない時は動かない。
少数でも、11トンの巨木は動いていく。
春宮への木落としの際には上の道路脇で
元綱と梃子衆の働きを見ていました。
危険と隣り合わせての力仕事!
娘曰く
「祭りを支える諏訪の男はかっこいいねえ
」
お祭り娘の火がついたようです。
やはり諏訪の血が半分入っている。
義弟は、10日の建て御柱で秋一に乗ったらしい。
すごいこと!
「ばあちゃんには内緒だ」と夫に耳打ちしたらしいけれど
前日おばあちゃんの耳に入ってしまった。
ただでさえ「うまく眠れない・・・」と言っていたおばあちゃん。
昨夜は眠れなかったことでしょう。
無事柱が立って良かった。
次の御柱は孫を抱いているのだろうか・・・
今年高2の甥は23になる。どんなふうにかかわるのかなあ?
元綱かなあ・・・?
7年に1度というのは、
そのくらい生活が、人生が変わっている。
そう、この前の御柱の時、
市役所をやめてこんな状態になっているなんて
夢にも思っていなかった。
さて、この次の御柱の時は・・・

夫は諏訪人!
上諏訪手長神社の氏子ですので
御柱を曳きに行ってきました。
家族みんな、10日は仕事のため
秋一を曳きつけてから
9日夜遅くに帰ってきました。
8日は注連掛(しめかけ)から春宮の先まで曳行。
義弟が、
「今日は柱に乗せてやる」と言って
曳行中の御柱(秋二)に乗せていただきました。
後ろの方に乗ったつもりだったのですが、
ちょうど前の方が降りて、前へ前へ・・・
なんと娘は先頭から三番目、次に私

こんな経験はありませんネエ。
梃子衆の若い男性が脇を固めてくれます。
「動き出す瞬間だけは体を持って行かれないように踏ん張れ」
と言われていました。
そして、動きだす瞬間のGのものすごいこと

グラッとする私たちを脇の梃子衆が支えてくれます。
途中、衝撃の事故の情報も入ってきて柱が止まりました。
「春一の建て御柱で人が落ちた…」
「秋一がまだ境内に落ちない…」
その間、前後の様子を確認、伝達しながら忙しく動き回る山造りの衆・・・
曳行の掛け声をかける男衆・・・
声のかけ方に真剣さが伝わる。
今は、お祭り気分を楽しむ感じ~なのか
真剣に柱を動かす時なのか・・・
かける言葉は同じなのに、
伝わってしまう、その時のその人の真剣さ。
それを体で感じて、体で表現していました。
だから、みんなの気持ちがそろって体で反応しないと
柱は動かない。
綱を持っていると
元綱の真剣さが伝わってくるのです。
(そうでない時も伝わってくるのです

はるかかなたで、姿は見えないのだけれど
綱を通して伝わってくるのです。
人数が増えても動かない時は動かない。
少数でも、11トンの巨木は動いていく。
春宮への木落としの際には上の道路脇で
元綱と梃子衆の働きを見ていました。
危険と隣り合わせての力仕事!
娘曰く
「祭りを支える諏訪の男はかっこいいねえ

お祭り娘の火がついたようです。
やはり諏訪の血が半分入っている。
義弟は、10日の建て御柱で秋一に乗ったらしい。
すごいこと!
「ばあちゃんには内緒だ」と夫に耳打ちしたらしいけれど
前日おばあちゃんの耳に入ってしまった。
ただでさえ「うまく眠れない・・・」と言っていたおばあちゃん。
昨夜は眠れなかったことでしょう。
無事柱が立って良かった。
次の御柱は孫を抱いているのだろうか・・・
今年高2の甥は23になる。どんなふうにかかわるのかなあ?
元綱かなあ・・・?
7年に1度というのは、
そのくらい生活が、人生が変わっている。
そう、この前の御柱の時、
市役所をやめてこんな状態になっているなんて
夢にも思っていなかった。
さて、この次の御柱の時は・・・
この記事へのコメント
あのねえさん こんばんは~
すごい経験だね♪
私でさえニュースで見て「えっ」と
思っていましたので 現場で
このニュースを聞いた時は
衝撃が走ったのは無理ない事でしょうね♪
祭りといえど 人が神に祈る儀式の
素晴らしさを恩柱は教えてくれますね
命がけなんだものね♬
本当に 7年って歳月はいろいろに
人生の節目を変えていくのでしょうね
この文章から ひしひしと伝わる何かを
私も感じます
素晴らしい文です
(=^・^=)
Posted by 福寿荘 女将
at 2010年05月11日 16:55
女将さん
ありがとうございます。
結婚の直前から4回目の御柱でした。
ただ、これだけ曳行にずっとついていたのは
初めてかも・・・
一つの目的に向かって
あれだけの人が力を合わせて動くって
鳥肌がたちますよ。
やはり、祭りって
観るものではなく、やるものですね。
Posted by あのねえさん
at 2010年05月11日 22:21