3月12日・・・

1年前、福島原発の建屋が爆発した日です。

昨年「赤ちゃん一時避難プロジェクト」で越後湯沢に何回か通いました。
そこに避難していたママたちが、こどもたちを連れて新潟市にアパートを借り
自主避難を続けています。

湯沢に避難していた人たちのうち80組がエンゼル会という会を作って今も連絡を取り合っています。

その中の10組のママたちと新潟市内でランチ会。

リーダーである丹野さんと4人の仲間が、ママたちから話を聴き

子どもたちと遊び、私たちカウンセラー仲間でこれから何ができるか

相談してくれました。

やはり求められていることを確信して、動き出します。



本当は私も新潟に行って、ママたちの話を一緒に聴く予定でいました。

でも、3月1日に母が脳出血の再発作を起こし緊急入院。

出血量が多く、状態が落ち着かないため今回は長野を離れない判断をしました。

報告を聴きながら、長い支援が必要なことを改めて感じています。

できることをし続けようと思います。


8月1日、2日
越後湯沢の「赤ちゃん一時避難プロジェクト」に行ってきました。



プロジェクトは7月25日に一応の閉所というかたちをとりました。


本格的避難として転居するのか、福島に戻るのか・・・

子どもを抱えたご家族は

それぞれ相当に悩みながら、それぞれの選択をされました。

新潟県内への転居を決め、アパートを借り、

避難支援のための電化製品の到着を待つ間だけ

エンゼルグランディアでの生活を続けられています。


プロジェクトスタッフが残って支援を継続しているので

ボランティアも継続することにしました。


一時期120組ほどいた皆さんも、30組程度になっていました。

他のホテル等から移ってこられた皆さんを加えても50組前後・・・・



お母さんと子どもさんだけが避難するご家族

家族がバラバラになることや、これからの生活に不安を抱えつつ、

子どもの健康を守るために苦渋の選択をしています。


2日の午前中、丹野由紀さんの「こころの子育て」という

子育てセミナーを開催しました。

プロジェクトで2回目のセミナーでした。

東京と長野から、セミナー中の託児のために5人の仲間が集結!

子どもたちは、顔見知りになったボランティアのおばさん?たちと

元気に遊んでいました。


セミナーを聴いた後、何人ものお母さんたちが、

声をかけ、ご自身のことを相談してきてくださいました。


子育てそのものが悩み多きこと・・・

その上に、放射能のこと、家族が離れ離れになること

生活環境が変わることのストレス等々多くの課題を抱えています。


これから、それぞれバラバラになってしまった後でも

連絡を取り合えるように、エンジェルの会というママたちの会ができるようです。

これからもエンジェルの会を支援できるように

準備を進めます。





















「赤ちゃん一時避難プロジェクト」

その活動が漫画になり「再生ワーカーズ」という

連載の第1回目として、「YOU」という雑誌に掲載されています。(写真) 


6月1日配本になったようです。


先日(30日~1日)、そのプロジェクトのお手伝いに

越後湯沢へ行ってきました。


子どもたちと遊んで、

お母さんたちとおしゃべりして・・・

楽しんで帰ってきました。



現地で、感じたことをこれからの活動に生かしたい。。。


震災のストレスというよりも

子育てでストレスを抱えているママたちの

イライラ解消講座(これから名称を検討します)を

7月に開催することにしました。


震災ストレスにも応用できるから・・・


講師は丹野ゆきさん


後は、再決断療法カウンセラー東京チーム、長野チームの

メンバーが託児をできるように調整して一緒に向かおうと思います。


その提案をしたら、プロジェクトリーダーの岡野谷さんが

とても喜んでくださいました。


心持がかっこいい、行動力のある女性です。

救急救命士として南三陸町に入り、避難所での赤ちゃんの悲惨な状況を見て

一刻も早く子どもを安全で安心な場所へ避難させたい・・・


その思いで、このプロジェクトを発足し、3月25日には受け入れを開始しています。

その様子が漫画になっています。


そんな彼女とつながりができたこと、

一緒に活動できること

とてもうれしく思います。








再決断療法の師匠 倉成央さんの本が出ました。

震災の「心の傷み」を癒す方法




あの震災の日、新潟にいらっしゃった。

その日、長野に向かう方法を必死に探し、

一晩中車の運転をして

12日の日には、長野で基礎講座の講師をしていてくださいました。



震災の被災地にも単独で向かわれ、
避難所で高校生や子どもたちの生の声、様子を
さりげなく・・・

そう、本当にさりげなく聴いてこられ
次にできることを考えていらっしゃったようです。


そして、本当に被災された方の心のケアは

もっともっと慎重に・・・

心を寄せて・・・

一人ひとりを大切にして・・・

共に歩むつもりで・・・

長くお付き合いしていきたいと思っていらっしゃる。



だから、今回の本は
少し遠く離れていた場所で、
心を痛めている人たちに向けて

あるいは、被災された現地の方々をサポートされている方々を対象に
書かれているのだと思います。

現地はもっと過酷だから・・・

一般向けに、本で読んでわかるようなレベルではないかもしれないから・・・

Dream Seedに取り寄せました。1260円です。

欲しい方はご連絡ください。

本日から店頭販売と聞いています。

16日、仙台から越後湯沢に向かいました。


駅弁を買って新幹線に乗り込みました。

     期間限定「さくら弁当」⇒





珈琲日和さんからのご紹介で

今回の震災の「赤ちゃん一時避難支援プロジェクト」
詳細はこちら のことを知りました。


現地事務局と連絡をとり、

再決断療法の倉成さん丹野さんと話しあって

カウンセラーメンバーでこのママとお子さんの

心のケアの支援をさせていただくことにしました。



現状をお聞きし、プロジェクトが求めていることと

私たちができることのすり合わせをするために

東京からの丹野さんと合流して現地へicon16



当初は4月25日までの予定だったようですが

7月25日までに延長しています。

最初は津波の被害の大きかった宮城からの避難者がほとんどだったようですが

今は、福島からの避難者へと

変化が起こっているようでした。



すべてのものを失い、

避難所という子どもにとっては過酷な環境の中から

ようやく安心な場を提供してもらったご家族たちは

一息ついて、少しずつ宮城に戻り始めているそうです。


入れ替わるように放射能の不安を抱えた福島のママたちが・・・




子どもたちと遊びながら、

ママたちの心に寄り添う支援が

継続できたらいいなと思っています。



再決断療法の

東京メンバーと長野メンバーで定期的に入る予定です。






石巻から仙台に戻った15日

ビーマナ・ココカラの仲間と

ゲシュタルトの定行ご夫妻と懇親会icon14


今回仙台でそれぞれと会おうと思っていました。

小学校の教員でもある定行さんは

日々保健師とも連携して仕事をされています。



「これから子どもの心のケアをしていく時

少しでも多くの保健師さんとのつながりを作りたい・・・」

そう言ってくださり、一緒に懇親会となりましたicon06


初顔合わせと思っていたのですが、

仙台のキラ由美さんは、10数年前に定行ご夫妻と

一緒のゲシュタルトワークショップに参加したことがあるそうです。



そして、大阪のKさん、福島のNさんは

先日百武さんのゲシュタルトアプローチでワークをしました。



驚いたのはその後、

Nちゃんの顔を見て、名前と出身を聞いて

「ご家族の誰かを教えてる・・・」って

定行先生が言いだしました。


エ~ッface08


妹さんの小学校の隣のクラスの担任だったことが判明。

凄い!!

20数年前の隣のクラスの子のことを覚えてる・・・


共通していることがありました。



この人のことが知りたい・・・

この子のことが知りたい・・・

そう思って寄り添い、話を聴くこと。

相手も自分自身も尊重すること。

そうやって接しているから覚えているんですね。



だから、この集まりは必然!

出会って、つながって、また何かが始まります。


実は定行さんも奥様も、からだのワークを得意としています。

アフリカンダンスもします。

障害を持った方たちとも一緒に踊って、舞台を作っています。


私は、こういうつながりを作っていくことも

好きだなあ。。。

満足満足の夜でした。


そう言えば、

牛タンも、

笹かまの 炙りも

石巻の日本酒「日高見」も

たっぷり堪能させていただきました。

あまりのおいしさに、写真は撮り忘れicon10


仙台駅前は一見、普通の営みのように感じました。


石巻市 桃生農業者トレーニングセンターに設けられた
福祉避難所「やすらぎの郷」

15日は担当のポニョ保健師が一日その場にいました。
日曜日だから???
平日は、あちこちの調整に飛び回っています。

震災以来ほとんど休んでいないicon10
もちろんゴールデンウィークも働きづめ
先日はどうにも体が動かなくなってしまって休んだってicon11


15日の朝、大きなジャーを抱えて登場face02

「お義母さんがたけのこご飯を炊いてくれた・・・」

毎日仕事に駆け回る彼女を支えて
食事を担当してくれているらしい

お昼にみんなでいただきました。

「2か月ぶりの温かいご飯だ~face05」と
みんな本当に嬉しそう、おいしそうicon12

とってもおいしかったです。

温かいご飯を食べられることが初めてなのだそうです。

毎日、朝食と昼食は菓子パンかおにぎり2個icon10

夕食はお弁当(揚げ物中心のコンビニ弁当もどき)

ようやく炊き出しで
昼食のみ暖かい汁物やおかずが加わるようになりました。

「三食食べられるだけで幸せなんだよ」

・・・そうですね・・・




夕方彼女に東北本線の最寄り駅鹿島台まで送ってもらいました。
疲れているだろうに、余計な仕事を増やしちゃった(ゴメン)

左右に田んぼが続くまっすぐな道の正面に
沈みかけた太陽がやさしい光を放っていました。

なんとも言えない素敵な風景でした。

「光に向かって走っているみたいだねえ」

二人でゆっくり話ができたのは
この車中だけだったかもね・

その時はただその景色を
その光を見つめていました。

乗った列車の窓からみえた太陽です。

この後仙台で、ビーマナ、ココカラ仲間の保健師、
ゲシュタルトの仲間の定行ご夫妻と合流して
心つながる懇親会でした。




13日から15日まで、石巻「やすらぎの郷」という避難所で
皆さんといっしょにいさせていただきました。

病気や障害があっても自宅で自立した生活を送っていた方々が
避難所でどんどん寝たきり状態になっていく様子に心を痛めた保健師

何とかしたい!

避難所の現状を見て分析して、
ADLが下がっていく人と、
エコノミークラス症候群のハイリスク者の
環境に共通点を見つけ、
それを改善した避難所を作る!!







組織を説得し、構想から1か月かかって
ようやく4月末に準 福祉的避難所を開設していました。

本当にいろいろな人の協力を得ながら・・・




元気と笑顔が出る避難所
利用者の皆さんの投票で
「やすらぎの郷」と命名されたところでした。

体育館の中にゆったりとパーテーションを組み
ベットを入れ、様式のトイレを何か所にも設置し
食事スペースと、憩いスペースを確保して、
交流できる、活動量が増える工夫がしてあります。


しっかりしたダンボールで囲われた
簡易トイレ「ラップポン」⇒

凝固材で固め、
1回分ずつ密閉され、
ごみとして廃棄できる形にする
システムです。
匂いもなくとっても快適!






13日のお昼から15日の17時まで
その体育館で一緒に生活をさせていただきました。





体育館の隅で寝袋で眠る5~6時間以外はいつも一緒でした。
利用者さんの話を聴いたり…
スタッフの看護師さんの話を聴いたり…

ボランティアというより、一緒に生活して
今回の震災のこと、避難所でのことを教えていただきました。


この「やすらぎの郷」に来て、洋式トイレで排泄ができて
オムツが外れ、笑顔が戻ってきていました。

震災の避難所で、
トイレの不自由さ
通路のせまさ、段差
自分が動けば人の手をわずらわすことになる・・・と

水分を制限し、
歩くことをあきらめ
おむつの使用になったと言います。

初めてのオムツ交換に
どうしてよいかわからず
「食べるな、飲むなって言ってたのよ~
ひどい話でしょ~」
と、ある奥さんは語ってくれました。
それほどにつらい過酷な状態だったのです。

今は、車いすをこいで、自由に移動されていました。
立ち上がりの練習もしています。
この3日間の間に、鼻歌もでるようになりました。
笑って話をされます。

すごい変化です。
仮設住居に入る時に、できるだけ自立した状態に戻れるように…

医師、作業療法士、看護師のチームが
1週間交代でボランティアとして入っています。

「せっかく助かった命を輝かせたいicon06
担当した保健師の熱い思いを感じてきました。

週末は12家族でした。
40%の稼働率

どんなに環境が悪くても、
なじみの関係ができた避難所から移動したがらない多くの方々・・・

住まいが変わるというのは不安が先に立ちます。

今週は、そういう人たちのところを回って
お勧めをしていることでしょう。

安心を伝えに・・・

報告の続きはまた明日以降に・・・


今日から東京、仙台、石巻、越後湯沢と動きます。

午前中、看護学校1年生のコミュニケーションの授業

午後は、北信濃地域産業保健センターの健康相談で
中高医師会に伺います。

それからGNJの会計監査のため東京へ~

大宮に泊まって仙台・石巻に向かいます。


「心と体のセルフメンテナンス」を避難所で
そして、役所の待ち時間等に

ちょっと自分の体を触っていたわってもらえるように・・・

考案者の水科さんが手作りポスターを作製してくれています。


それがお昼までに届く予定icon12

それを持参します。


行く先は桃生農業者トレーニングセンター
「元気と笑顔の出る避難所」リハビリ避難所です。

他に持参するのは、はつか大根等のタネ、
折り紙等々、リハビリとして楽しめそうなもの・・・

皆さんの笑顔に会いに行ってきます。

16日に帰ります。

そうそう、帰りに越後湯沢によって、
「赤ちゃん一時避難プロジェクト」の打ち合わせをしてきます。

16日まで、メールチェックできませんが、よろしく~face02

石巻に「元気と笑顔の出る避難所」が
開設されたそうです。

今朝NHKの、「おはよう日本」で
「リハビリ避難所」として紹介されていました。

通常の福祉避難所は要介護や医療依存度の高い人を対象に
していますね。

今回石巻に立ちあがった避難所は
避難所でどんどんADLが下がっていく人たち
要支援の方たちを対象に
元気と笑顔を取り戻すための避難所だそうです。


せっかく津波から助かったのに・・・

迷惑をかけないようにと、いろいろを我慢し、

自立していたのに
どんどんADLが下がり、
表情がなくなっていく住民を見て

これではどんどん寝たきりの人を増やしてしまう・・・

と、現地の保健師が危機感を持ち、何とかしようと動き回ったこと

それに呼応するように日本看護協会が
協力してくれて実現したようです。

心を動かす健康相談を・・・、
心と体のセルフメンテナンスを・・・、
NLPを・・・
共に学んだ仲間の保健師です。

13日からそこに行かせていただきます。

応援にというより、学ばせていただきに行ってきます。

そして、ブログを見て
義援金が有効に使ってもらえるところに渡したいと
わざわざ届けてくださったHさん

ありがとうございます。

現地に有効に使っていただけるように考えます~icon12
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プロフィール
あのねえさん
あのねえさん
三井洋子 : 須坂市在住
平成20年9月 株式会社 Dream Seed 設立

こころとからだのバランスをとって
あなたがあなたらしく輝きますように♡♥♡

あなたの夢がかないますように♡♥♡

保健師・精神保健福祉士・公認心理師
NLPマスタープラクティショナー♡♡♡
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